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こんにちは。サイちゃんです。

 

ボクが浪人時代に通っていたデッサン教室(美術研究所)は、
木曜日がお休み。あとは稼働していました。
木曜の休日って、なかなかいいんです。

 

田舎なので朝イチで行くと映画館がほぼ貸し切り状態とか、
学校、会社に行く人を尻目に、悠然と喫茶店でモーニングを
食べるとか(笑)

 

当時はインターネットなんか想像もできない位の時代なので、
娯楽は、映画とかボーリングとかビリヤードとかマンガ読むくらい?
それくらいだった記憶があります。

差し込み画像0801

なので映画はけっこう見まくってましたね〜〜。

 

まあ学科の勉強しろって話ですが(笑
デッサンも週一回くらいは鉛筆も持たない日がありました。

 

映画は地方なんで2本立てだったりするんですよ。
(1本分の料金で2本見れる)
メインのロードショー映画とB級映画の組み合わせだったりで、
5時間くらいは休日もつぶれましたしね。
勉強しない浪人生にはもってこいだったかも(笑

 

映画館出ると日が暮れ始めてた。なんて事もありました。
なんか時間がゆった〜〜り流れてる日々で………

 

いい思い出だなあ〜〜〜〜〜〜〜

 

ボクは映画ってカラっとあんまり考えすぎないような映画が好きなんです。
まあ単細胞なんでしょう。いまでもマーベル映画は長男と見まくってますし……..

 

当時はジャッキー・チェン全盛期!典型的な娯楽映画です。
ジャッキー映画鑑賞はかなり制覇していたはずです。

 

ストーリーは分かりやすいですよね。話自体、変に作り込んではいなくて単純明快、
勧善懲悪に近い、主人公のジャッキーに感情移入がしやすいような話です。
流れはシンプルにして、その分、見せ場のアクションで魅せるってところですよね。
そういう作りなんだと思います。

 

ただ、やはりアクションはすごい!!!
なんてたって本人がスタントなしでやってましたから……
ドキドキしながら、心臓バクバクで見てましたよ。
「これっ、実際にやってんだよな=====」
「もう限界でしょ!ジャッキー!」
「このままだとヤバイでしょ!」みたいに。

 

本物感、バシッ!バシッ!です。
⇂⇂⇂もうスピードで走ってくるバスに対して仁王立ち!寸止めSTOP!の名シーン見逃すな

これがですね〜。2000年以降になるとCG映画が
主流、当然になってきますよね〜。
最近のものはCGだか本物だか分からないくらいのクオリティに
なってるんで、それはそれでスゲ====なあって感動するんですが。

 

やっぱり、心のどこかで
「これ、CGだよな。」って
冷めて見ている自分がいるんです。

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この間も『ザ・ウォーク』っていう、舞台は1974年。綱渡りの大道芸人が命がけで
ワールドトレードセンターを渡りきるまでを描いた映画を見たんです。
ストーリーも主人公と仲間達の葛藤を上手く描きながら、映像もとても
キレイだったし、高層ビルをジリジリと綱渡りするシーンなんか十分楽しめたんですが………

⇂⇂⇂ボクは高所恐怖症なんで、基本的にはイヤな臨場感….

「よくできてるCG映画だなあ」って
終わっちゃうんですよね〜〜。

 

ジャッキー映画の心底ズドーンと心に響いてくる感動がないんですよね。
それこそもう一人の自分、潜在意識がすべて分かってる。って感じで(笑
体の芯の芯にまで響いてくるような衝撃度が…….少ない………

差し込み画像0801-2

これですね。
デッサンも絵もそうなんですよ。
じっくり、本当に何時間もモチーフに
向き合った絵って分かる
んです。
ちょっとギコちない絵でも、対象に真摯に向き合った絵って、
その臨場感、本物感って出ますね。

 

これがですね〜〜。何浪もしてて受験に落ちる人の
陥りやすい部分
だったかもしれないです。
テクニックはあるんです。なまじっか自信もあるんで、それなりに
「こう描けば、こう仕上がる」って分かるんですよ。
デッサン枚数もこなしてて経験値もあるんで。

 

それが試験官、採点を下す教授達には「鼻につくかもしんない」です(笑
彼らも感情のある人間(爆

 

そういうニッチをぬって、清純派(爆)の現役生が、
テクニックは、多浪生には負けるけど…….モチーフに向かう気持ちが真摯なんで、
それがデッサンに現れる。教授にも好印象!!で合格!ってな現象が起きる。
って話を聞いた事があります。

 

他記事で書いたK君がまさにそのケースだったような気がします。
テクニックはハッキリいってそんなに高度ではなかったです。
が、マインドは真剣そのものだったと思います。
あと学科点数がよかったはず(笑)

 

この本物感に通じる真摯な姿勢、誠実さ
いつまでも大事にしたい姿勢ですよね。
初心忘れるべからず。にも通じると思います。

 

蛇足ですが『ザ・ウォーク』のなかで名言がありました。
「綱渡りで落下事故が起きるとき、
それはあと3歩でゴールのときだ!」

 

気を抜かず、よい緊張感を持ってデッサン道を精進して参りましょう!

 
追記:最近、やっと…ついに動画配信サービス入会!これはスゴイ!(ってアナログおじさんッすね♪)
 

ではでは、今日はこの辺で。

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