こんにちは。サイちゃんです。
デッサン教室の先生のいまでも忘れられない言葉。
「あなたたちさあ、
デッサンは3日止めると描けなくなるぞ。
常に描いてなさい!」
「3日描かないと、それを元に戻すには
倍以上時間がかかるぞ!」って。
ことあるごとに言われてました。
特にボクたちは美大受験を控えていたんで、
試験がひとつの通過点。
それに向けて気を引き締めていた意図もあったと思います。
(具体的に3日っていうのは先生の経験値かなと思いますが…)
卒業して30年近く経つけど、いまでもその言葉、耳に残ってる。
繰り返して言われると、
ホントにそうなんだろうなあって頭に入って、
それが潜在意識に刻み込まれてくるんです。
心に染み込んでいくんですね。
だから「やらなきゃ!」って気になるんです。
この自発的に動くようになる。これが大事なんです。
きっかけは言葉でも、動くのはその人自身なんですよ。
そいつがその気にならないとダメ。結局。
当時は美大に入りたい一心。
入るためにはデッサン力向上が必要。
そう思ってるところに、その言葉がきたら、
完璧に信じるし、実行すると思います。
それだけ、教えを受ける人からの
実感のこもった言葉って伝わってくるんですよね。
それは日頃、自分自身にも厳しい先生の姿を見て、
リスペクトしてる。そんな信頼感からくる部分も
あると思うんです。
人に言われてじゃなくて自分で考え出すと、
ああなるにはこうしよう。
こうする為にはあれが必要だな。って
建設的に思考し、頭と手が動き出していくんですね。
自ら動いていきます。
そして、それを先生も奨励してたし、
そうなるようには、どう指導するか。
それを考えられていたはずです。
どこかでなめてる人からの言葉は、たいして響きません(笑
あんな偉そうなこと言ってたって自分は大したことないじゃん。ってね。
まあ顕著にそういう、うどん屋の窯の先輩がいたんですよ。
うどん屋の窯:湯ばっか=言うばっか。ってやつww
当然、美大に受かるわけないけど……..。
いま、なにしてるんだろう……..。
⇂⇂⇂自分のなかでは実験的なデッサン。全体の整合性はあまり考えずに、
とにかく中心の金属容器を魅力的に描けるか。白コンテも使ってる。
後ろの電球表現はムムムですが….
そう、いまボクには中学生の子供がいて、バレーボール部に在籍してます。
やる気はイマイチ………
「ほらっ、やらないとレギュラーとれねえぞ」
「そんなやり方で上手くなるワケないじゃん!」
って言葉の尻叩きをしてましたが、いっこうに心に響いてないです。
なめられてんのか(笑
ウチの子供2人は、自主性がいまいちありません。
性格がのんびり屋でガツガツしてないし、
勝負事で負けても、「悔しいっ!今度は勝ちたい!」って
思いが少ないようなんです。ほとんどないナ(笑
「お前、悔しくないの?」
って聞いても、
「ン~~~、別に…..」
この調子ですw
若干…..いやかなりボクの小さい頃に似ています(苦笑
ボクもよく言えばマイペース、悪く言えば「おめでたいのんびり屋」。
周りがガンガン頑張ってるのを見ても、意地になって負けるかって気に
まずならなかったし…….息子たちの気持ちも理解できるんです。
その分、人に嫉妬しにくい。って…….まあ良い面もあるんです。
ン…..良い面….かな…..
いや、ホント、負けるか~~~~って気持ちが湧いてこないんですよ。
だから、しょーがないんですけどww
なんだろう。こう、人をその気にさせるってめちゃくちゃ難しいんだなって
思うんですね。
それがこの間、Vリーグのド頂点プレー、本物中の本物を
間近で見たら、一気に火がつきました===。
こちらが言わなくても早起きして朝練に出続けています。
おそらく、Vリーグ選手のめっちゃ高いジャンプ、飛んだ際に最高地点で
130キロ級のスパイクを打てるタイミング。
リベロのどこまでも球を追いかけて、拾えるかよってボールを
センターにまで返してしまうしぶとさと正確さ。
それらを見て、いままで眠ってた潜在意識の奥底で
「es」がやる気の方向に動き出したんでしょうね(笑
百聞は一見にしかず。
これ、ホントに実感した最近のエピソードです。
勉強になりました。いやあ、子供を通じて教えられることって多いですよ。
親にさせてもらってます(笑
ボクはこのサイトの記事でもちらっと書いてますが、
中学時代はバスケ部。小さな小さな学校だったんで、
バスケの先輩は4人しかいなかった。珍しいっすよね〜〜。
そのまた上の学年と
ボクら世代はかなり多く15〜20人くらいはいたんです。
いま考えても面白いなあ。なんで4人だ?(笑
ただ、4人とも下級生から見たらずいぶん大人に見えたし、
弱みを見せない。バスケテクニックもあるし、スタミナもある。
みんなカッコいいしw(顔じゃなくて、佇まいネ)
そして、厳しいっ。
厳しいけど、自分にも厳しいから文句いえないんですよ。
ボクらの何倍も練習してるし。
怖いけどリスペクトはできてたんです。
で、バスケはレギュラー5人なんで、1人はボクら世代から
選ばれる。ただそいつも上手い!頭もいい。運動神経抜群。
背も高い。ポテンシャルが1枚も2枚も上。
メンタルも強いんで、上級生となんら変わらなかったんです。
叶わねえな〜〜。って思ってしまうタイプ。
ヤツが加わって、5人。
練習中に笑うって感じがあんまりないし、
ボクらはついていくので、結構精一杯だったです。
そのまた1年前の先輩たちは、ゆるいというか…..
甘いというか….自分の投げたシュート後にフォローもいかないし、
なんだかヘラヘラ笑ってプレイしてたし、冗談言って自分のミスを
ごまかしてたし….だからか練習試合を含めて1勝もできなかった。
その4人の先輩たちはそれがイヤだったんだと思うんです。
勝利も味わいたいと…..
そうなるにはって……
徹底して(自分にも)厳しいプレイ姿勢を加えていきましたね。
強引なところもあったけど、強さがでてきたんですね!甘えをなくしていった。
しだいに練習試合でも勝てるようになっていった。
ちゃんと努力が実っていったんですね。
先輩は怖かったけど、ボクらはその姿勢は学んだんじゃないかって思うんです。
自分ら時代は、その飛び抜けたヤツが部長で、練習もハードだし、
ヤツも上手いし厳しいから、こちらのぐうの音もでないんですよ….
運動部やってた人は経験してると思いますが、
ホント⚪︎ロ吐く寸前まで走りこんでたし、キツいところから、
やっと練習が始まるみたいな部分もあったし…..
でも、練習でそのくらいやってないと、
本番(試合)ってそれだけでも緊張するし、環境も違うんで、
すぐ息が上がっちゃうんですよ。いくら出場しなれていても。
試合で最後の一歩のツメが可能になるのも、同様です。
だから、いかに練習で体と精神を鍛えて、
自分自身をイジめられるかって大切な部分のひとつなんじゃないかと。
少なくともボクはそう思ってます。
こう書いていくと、上のデッサン先生とバスケ部の先輩って
同じだ!厳しくてリスペクトできる人が上にいる。って
スゲ=====大事なことなんですよね。
例え、人間的に好きでなくても(笑)尊敬できる部分が
ひとつでもあれば、一緒に物事はやっていける気もします。
息子らもそういう先輩、師に恵まれてくれるといいなあ〜〜。
ではでは、今日はこの辺で。