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こんにちは。サイちゃんです。

 

ボクは毎年11月になるとだんだんとソワソワしてくるクセがあります。
理由は?何?

 

師走に近くなる時期ですよね。

 

えっ、何?

 

何だろう…..

 

ネンガジョーー。

 

年賀状です(笑

 

いまはメールでポンって済ます方もいますし、
昔ながらの堅苦しい形だけの(失敬)年賀状の方もいらっしゃいます。
あと、こういう風習は…面倒だなみたいに完全にやめちゃう友人も
いますね。それはそれでいいと思います。
個人それぞれ。考え方もいろいろで。

 

で、ボク自身は小学生時から年賀状作成には異様に燃えるタイプでした(笑
単純に絵を描くのが好きだったからというのもありますが、
年賀状って「アイデア、絵柄、コピーライト」ってグラフィックデザインの
要素の結晶じゃないですか。子供の頃から今とたいして変わらないことに
ワクワクしてたんですね。進歩がないともいえるか…..

 

ボクは手紙やハガキをもらえると嬉しいタイプなんで、
出すのも好きだったんですね。
なので漫画家さんにもファンレターを出しちゃうんですw

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言葉を変えると年賀状って「自己表現」の格好の場なんですよね。
自分の表現したい事を相手に伝え、何かを感じてもらう。
絵柄も干支に絡めるのか、それともまったく変えて年号だけでデザイン表現か。
メッセージはどうするのか。あえて何も書かないのも面白いかなとか。

 

いまだったら子供自慢の親バカ年賀か(^_^)
まあ、それで(アホだなあって)喜んでくれたらラッキー♪みたいな。

 

というようなことを昔から考えてたら、
美大の授業で教授がまったく同じことを言ったので、
驚いたのと「やっぱ自分は間違っていなかったんだ」と変な確信をしたんです(笑

 

あのハガキサイズ(100×148ミリ)って、文を書くにも小さすぎず、大きすぎず。
ちょこっとした絵を書くにもいいし、
細かい描写をするにもそれなりに耐えられる面積。
実によく考えられた空間だなって思うんです。

 

その年賀状ですが、小学校時代はクラスメイトくらいにしか書かなかったんで、
1枚、1枚に絵の具で色を塗って、

1日1枚描くぞ==ってスケジュールを決めて描いてました。
版画で作成してた年もありましたね。

 

ボクは、今はかな~~~り適当な人間になったんですが、
昔は几帳面なところがあったんで、スケジュールを決めて、
キチンとそれに合わせて、事を進めていく。
予知表通りに….コツコツと….
11月になるとアイデアを練って、ああしよう、こうしようって考え始めるんです。
そして実際、進めながら出来あがる度に悦に入ってたんです(アホ!笑)

 

ホント、次の日に着る服を枕元に畳んでおくような几帳面なタイプでしたから….
今じゃあ考えられない….どうしてこんなんになっちゃったんだろう…..(苦笑

 

1回、中学時代の友達から
「おい、マンガ家から年賀状来てるよ~。って姉貴に言われて
驚いたよ。見たらお前からじゃん。ガックリしたよw」なんていう
ビミョーな褒め言葉をいただいたことがあります。
妙に記憶に残ってる^^;

⇂⇂年賀状を筆頭に、昔からポストカード作りが大好き!イラスト系が多いネ。

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ただそういう性格も、高校くらいから、
かなり適当な人間にはなっていきました。
予定通りに進まないとストレスを感じるし、進まないような時が
多くなってきてたんですね。その思春期時代は何事も一番不安定な時期でした。

 

自分に自信があるような、ないようなフワ~~~と変~~な感じw

 

それまで坊主頭で髪の毛のことなんか1ミリも考えなかったですが、
色気付いてくる年頃ですから、髪型や見てくればっか気にしてて
勉強も手につかないような時もありましたね。
順位もどんどん落ちていったな~~~。

 

それじゃあ、何事も計画通りにいかない訳ですよね。

 

ただ年賀状については、高校時代も情熱は続いてて、
かの「プリントゴッコ」を入手したんですよ。
若い人は言葉だけでも聞いた事がある存在かもしれないですね。

 

えっ!聞いた事ない(驚

 

残念ながら2012年で生産は完全に終了したようですが、あれは革新的でしたよ!
木版やイモ版とは大違いっ!!

 

原理は版画形態で「孔版印刷」というものです。
膜が張られてるスクリーンに豆球のようなランプによってピシャ==って感光させる。
そうすると黒で描いた下絵の箇所のみ反応して細かい穴があいて、
インキが染み込むようになるんです。
ですんで、4色に仕上げたい場合は、4版を作成し、
1行程づつ乾燥させながらインキを刷り、重ねていく。というものです。
版があれば10色構成のモノだってできなくはないんですね。

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これって実は「シルクスクリーン」という版画工程とまったく同じなんです。
あの有名なアンディ・ウォーホール
リキテンシュタインの作品なんかは
この手法が多いですね。
大学2年のとき、その実技授業があったんですが、
「あれ、これってプリントゴッコのちゃんとしたヤツじゃん」
って思いながら制作してましたよ。

「さあ、今日もプリントゴッコの授業だ♪」なんてね。

 

そして美大の授業で、印刷というモノも勉強して、
興味を持ち、アルバイトで稼いだお金で年賀状も印刷し始めました。
(官製年賀はがきに印刷じゃあなくて、表も裏も印刷のハガキです。)
手作りとは違うプロっぽさというのでしょうか。

 

背伸びしたい年頃なんで、すぐ試したくなっちゃったんですね~~。

 

自分の作ったものが印刷物になる。
この体験もひじょ~~~~に嬉しくてですね!
たいした数を送らないのに500部刷ってました。
(その頃は印刷所の最低部数が500部〜だったと思います。)

 

なので、かなり捨ててましたね(爆
無駄なところから文化は生まれるって自分で言い訳しながら^^;

 

この自分の描いたモノが印刷され、量産される喜び。
これが大学4年くらいからのイラストレーターバイトにも
繋がっていくんです。そして、量産されて書店やコンビニに
雑誌が並ぶんですからね。嬉しいったらありゃしないっw

 

やはり人間の行動するモチベーションって
・やってて面白い。
・ワクワクする。
・褒められる。
っていうところをキッカケに、

やる気ホルモンの分泌が関係してますよね。

 

いまでも感じるんですが、
人間の本質って根本は変わってないように思うんです。
やってることやワクワクすることって
小学生んときとたいして変わってない。

やっぱりモノツクリは好きで、何かを作って、
どうだ!オレの主張だ!ってときもあるし。
作ったものが人に喜んでもらえる快感もいまだに得たいし。
そして褒められたいのも事実だし、
好きな女子の好みも変わらないし(笑

 

いまでも、ボクは年賀状を

・自分の仕事用(取引先やビジネス友人用)
・プライベート用(親戚、プライベートの友人用)

の2種を毎年印刷して作ってます。

 

仕事用はちょっとスカしてwデザイナーが作ったぜ。風に仕上げてますね。
プライベート用は子供写真を題材に、そしてどれだけ子供が成長してるか。
それを面白おかしく伝えられたらって案を考えてます。
ただの「これやりました。あれやりました。」って報告ではなく、
もう少しエンターテインメント要素をいれて、
笑ってほしい位置を狙ってます。

⇂⇂⇂とにかく速いし抜群の安定感!ついこの間も名刺印刷でお世話になりました。⇂⇂⇂



年賀状も考え方次第で全然変わると思うんです。

 

仕事用なら、一言。二言。抽象的なメッセージでも、
日頃付き合ってる人が多いわけですし、
デザインで関わってることが多いんで、
その近辺のキーワードをだしても通じますネ。
対象年齢もまあ絞られますよね。

 

でもプライベート用は子供の友達から
親戚のおじい、おばあちゃんまで広い年齢層が見るんです。
そこで言葉少ないスカした文章を描いたって伝わるわけがありません。
自己満足の絵柄や言葉を表現したって、
伝わらなければただのゴミと化す可能性はあるんです。
なので、見る側を意識して題材や言葉を選ぶべきだと思います。

 

もう、やってることは完全に普段の仕事とまったく同じですよ。

 

どの位置に、どういう風に、どの対象を設定してデザイン(コピーライト)を落とし込むか。
これがボクが大学で在籍してた「視覚伝達デザイン」科の意図してることの一つだと思ってます。

 

年賀状なんて、そこまで考えんでもいいでしょ。って思うかもしれませんが、
習慣なんで、ついやってしまいますね(笑

 

ボクは、ただの「自己満足の表現」っていうのは
好きじゃあないです。

 
追伸:デッサン、イラスト描きに効く!本のレビュー頁を作成しました。ココ。今後もどんどん加えていきますネ。
 
追々伸:ブログをはじめて開設したい方、また新たなサービス、ツールに興味のある方はコチラへ!
 

ではでは、今日はこの辺で。

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