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こんにちは。サイちゃんです。

 

突然ですがあなたは、
視力は良い方ですか?
それとも悪いですか?

 

ボクは、めっちゃ悪いです。
最近は視力測っていないですが、おそらく0.0いくつって感じ。
ですんでメガネをかけています。

 

もうメガネ着用歴……何年になるんだろう。
小学生のとき黒板の文字が見にくくなってから
授業中だけかけてた時期をいれると…30何年か…….


なげえな~~~。

差し込み画像0810

たぶん夜寝る前、暗い部屋でマンガの読み過ぎで悪くなったと思うんですよ。
確実に(笑)ドラえモンの(マンガ本の)せいだ====。

 

ドラえもん!ボクの視力を取り戻してよ~~~
つて「のび太」状態になりますよ。ホント。

 

普段、生活する上ではメガネかけてればまったく不自由しませんが、
ないととたんに不便になりますよね。われわれ眼鏡族は。

 

風呂入っているときラベル見にくくてシャンプー、リンス容器の区別つきにくいし、
寝起きで目覚ましの時間確認も目を細めて見ないとボヤけて見えないし、
あとメガネかけてても湿気の多い部屋にはいったときの、あのくもり具合の不快さ(苦笑)

と…..マイナス面に意識を向けちゃうと。プチヘコミます。はい。

 

しかし(裸眼でも)プラス面はあるんですよ。

ボクがデッサン教室に通っていた頃、
あれはK君だったかな~。たしか……そうです。
K君もメガネをかけていたんです。

 

彼も石膏デッサンの目や鼻、口等の造作にとらわれがちで、
まずは全体を塊で捉える事がなかなかできない。そういう段階で
若干苦労していました。

 

どうしても人間の心理として(笑)
初心者の頃は、そういう箇所を意識して描きたくなってしまうんですヨ。
「目」「鼻」「口」って。
私もそうでした…..

 

カッコいい像になると、やっぱ部位ばっかり目がいっちゃって
造作を似せたくなっちゃうんですよね~。
ついついそちらの方に気を取られちゃうんです。

 

これがそのステージを超えて石膏像をひとつの塊として捉える事ができ、
デッサンにもその思考が反映できてきた後に、それら顔の造作を描くと、
実に的確に、その石膏像の、その角度、その位置にあるべき部位が
描けるようになるんです。

 

塊のなかにある部位。という風になるんですね。

そこまでがちょびっと時間がかかると思います。

 

それを超えちゃうと(プチ悟り。笑)次の段階は楽に
考えることができ、描けるようになると思います。

 

で、

 

で、

 

先生は、その像を塊としてなかなか捉える事ができなかったK君に、

「あなたさあ、眼鏡を外して石膏像を見てごらんよ!」

「ピントが合っていない感じで、
全体にボヤ~~~~っと見えるでしょ」

「そんな感じで石膏像を捉えればいいんだよ」

って指導されました。

 

「なるへそ~~~~~~」

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細かい造作なんて、見えない(見えにくい)んで、
全体には石膏が「塊」、その「量感」としてしか見えませんよね。

 

先生、上手い事言ったもんだな~~~~~

 

って関心しました!
これって、この記事にも通じる考え方ですよね。

 

それから。だと記憶してます。
K君がデッサン中、眼鏡をかけたりはずしたりして
チェックし始めたのは(笑)
彼も実に素直です。

 

そして、ボクもマネしました(爆)

 

石膏デッサンって、
ボクは特に男性像、彫りが深い顔の絵を描くのが好きだったんですよ。

 

やっぱり、凹凸がはっきりしてて影がくっきり出来ますしね。
西洋人がモデルなんでそれだけでもカッコいいんですね。
ボクが理想としている白と黒のコントラストが強い、画面として
メリハリのあるデッサンが描けるんです。

 

メガネを外しても陰影が強いので(見にくいけど)ザックリと
しっかりとした量感で捉えられますしね。

 

一方で「マリエッタストロッチ」っていう小型の胸像が
あったんですが、これがまたヌメ~~~~~っとした凹凸のない
どちらかというと日本の能面に近いような像で…..

ボク自身はなんだかアニメ「ムーミンのミー」
みたいだなって印象がありました(笑
これは描きにくい!ホント、イヤ~~~~~ん。って感じです。

 

当時、多摩美術大学の入試には
もう常連のように出されるモチーフだったんです。
なので数枚は描いて練習してましたが…..

ホントチョ====苦手でした。

 

そして……見事に2浪目の試験で思いっきりそれにぶちあったんですよ〜〜〜〜(苦笑
一瞬、目の前、真っ暗になりました。そんだけ苦手意識があったんでしょうね。

 

これが、たぶん2浪目だと思うんですが、そのマリエッタを描いたデッサンです。
ホント能面チック(笑)

mariet

なんとか描いてやろう…という気持ちはでてる…気はします…..
やっぱりもうちょい一体感のある柔らかい雰囲気がでるといいなあって、
今見ても思います。部位もまだ目立ちすぎかもしれないです。
なんかカチっと描きたいんですよね。ボクはきっと。

 

この像は、若干首をかしげたポーズなんですね。この角度から描くときは
それが表現しにくいんですが、目のところ、
またはその周辺の陰影のつけ方(流れ)でその傾きを表現

しようとか苦労してる感は見えます。

 

もうちょい突っ込んだ話ですが、
特に石膏デッサンは「トーンをつなげる」っていう考え方があるんです。
プツっと像のなかでのトーンがきれちゃうと全体の一体感が生まれないんですね。
その点でも、このデッサンはイマイチですね。

 

ただ、このマリエッタちゃん!
石膏像を塊と捉えるデッサン向けではあるかもしれませんよね。
ああっ、それが狙いだったのかな。タマ美大。
メガネかけたら、絶対に「鼻メガネになる顔立ち」だけど(笑

 
ではでは、今日はこの辺で。
 
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