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こんにちは。サイちゃんです。
プライベートブログも立ち上げてます)

 

ボクが美大在学時、
その頃はちょうどバブル経済
はじける狭間にあたります。

1、2年次は景気がよく、
3年あたりから一気に悪くなっていったように思います。

 

まだ社会人ではなかったため
その恩恵…..実感なんて特になかったんですが、
バブル期は…….
例えばテレビ番組を思い出すと、
現在と比べると
ずいぶん浮かれてたというか
軽い内容が多かった気はしますw

 

深夜番組も特にバラエティが隆盛期で、
いまでも一線で活躍している
ダウンタウン、とんねるず、ウッチャンナンチャン、
さまぁ~ずことバカルディ、ホンジャマカ
などが
若手で台頭してきてた時代です。

 

番組セットもポップで華やかな色を使ったものが
多かったように思いますよ。

 

女性の化粧もまゆブッ太く、濃いめで、
平野ノラみたいな人がたくさんいましたし(*´∇`*)
それが当たり前だったし〜ww

 

世情を反映してか、
その頃は企業も広告予算をガンガン使えたのでしょう。
アートやイラストレーションに関する公募展がやたら
多かったように記憶してます。

 

有名だったのは、
パルコ主催の日本グラフィック展(日グラ)
(社)国際芸術文化振興会主催の日本ビジュアルアート展(JACA)
でしたね。

 

それらで賞をとり、
名を売って業界デビューしていく人もいました。
学生身分としては、
「なんだ!賞を取ればカンタンに
デビューできて有名になって好きなことをして食えてくのかな~」
憧れる~~♪「よ~~~し、賞を取るぞ!」
なんてお気楽に捉えてた部分もあったんですね。

 

ちょうど、芸大旋風という言葉もあったように、
東京芸大卒業のアーティスト、

日比野克彦氏
タナカノリユキ氏
谷口広樹氏

らのカリスマが、
大きなアートプロジェクトを手掛けてましたね。
いまは小説家でもあるヒキタクニオ氏のアート作品も
よくお見かけしました。

 

⇂⇂⇂ダンボールアートで一世風靡の日比野氏。ボク、最近この本買い直しました。

 

それだけ企業もアート等の活動に予算をかけるゆとりがあったんです。
クラブ(ディスコ)の内装をアーティスト達が担当したり、
ビルに飾るオブジェを若い作家が手がける。
そんな遊び心が社会の余裕を映し出してました。

 

現在、ユニクロ等のCMやPVディレクターでも有名な
タナカ氏には作品表現とその活動にずいぶん憧れたものでした。

 

⇂⇂⇂タナカ氏の作品集。装丁は若干地味ですが、中身は濃い!充実!天才!

 

玄人好みの卓越した色使い、力強くセンス抜群のフォルム、
大胆さと繊細さが同居するスタリッシュな作品群。

ジャクソン・ポロックフランシス・ベーコンのような
ペインティング技術をうまく自分に取り入れて….
テーマ、コンセプトもしっかりと裏付けがあり、
平面も立体作品もすべて非の打ち所がなく、
何もかもかカッチョエ===と!

 

タナカノリユキ氏は友人にもファンが多かったな~♪

 

やっぱりいつの時代でも天才は、スケールが大きいまま
生き残っているわけです(^○^)

 

それらスター達に影響されてる友人同士では、
「何の公募展に出品した?」
なんて日頃の挨拶になってたくらいです。

 

ボクのデッサン教室仲間も、
みなそれぞれ美大や美術専門学校に
進みバラバラになっていきましたが、

 

学校の課題以外に、自分で表現を模索しながら
作品作りしてる輩も多かったので、
学校の垣根を越え有志でグループ展を開いたりもしてました。
(作品を売る目的ではありません。純粋に展示のみです)

 

現在ですと、WEBがあるのでSNSで
カンタンに作品発表もできます。
戦略的に人を集めるように手を打てば、
けっこう閲覧してもらうことも可能かと思うんです。

 

が、

 

が、
当時は超====アナログ。

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実際に足を運んでもらい、
作品を見てもらうしかない。

 

グループ展を開くにも、ポスターやDMを印刷して、
学校に貼りまくったり、友人から(相手にもしてもらえない)著名人まで
リストを集めて送りまくって
きてもらうしか方法はなかったんですね。

 

⇂⇂⇂4人(グループ)展のDM。懐かしや。よく保存してあったと思う。
2257

 

しかし、名もなき学生ですから…..
そんな奴等の作品を遠い関係の人が
見に来てくれるわけがないんです。

 

どう考えても……

フラッと寄るのではなく、
わざわざ足を運ぶって相当の動機が必要です。

 

この記事にも書いてますが
人には3つのNOTがあり、最後の段階ですから…..

 

結局、知り合いが見にきてくれる。
という塩梅になります。

 

まあ、しかし学生ということもあり、
ほとんどが「ノリ」でしか…..なかったような。
ボクだけかな…..(* ̄ー ̄)いまいちフワ〜〜としてた感じです。

 

それが若さでもあり、
怖いもの知らずの良い面かもしれませんが、
やっぱり同窓会的なノリではじまり
ノリで終わってたように思います。

 

で、みんな自分の作品が一番イイ!
と思ってたはずww
おそらく。

 

それでいいんですよ。若い頃は。
内容も大切ではありますが、
そこまで協力しあい開催できたことが大事だったように感じます。
機動力を培うことこそ意味があったと思うんです。

 

で…..当時、業界では割と有名だった画廊、
渋谷宇田川町のアートワッズでは4人グループ展を
真夏にやりました。

 

その段階に行くまでは、いままでの作品を
画廊の人に見てもらい、形だけど審査をしてもらって、
その間も何回かは皆で集まり一応ミーティングをして、
方向性のようなものを決め、画廊に前金を払って、
DMを印刷し郵送し、その間に展示用の作品を作り
って段階を踏んでいきましたからね。

 

展覧会をやるにもけっこう手間と時間がかかるわけですね。

 

この記事のO君もその内のひとりでした。
彼なんか課題で忙しいのに参加して、1週間の会期にも
なかなか来れなかったくらいです…..エライっす!

 

で….
展覧会も終わり、作品をそのまま保存しておくのも
ちょっぴりもったいないなあ〜という気持ちもあり、
試しに公募展に!ということで出品してみたんです。
リキテックスビエンナーレに。

 

リキテックスというアクリル絵具があるんですが、
その会社が主催。条件はリキテックスを使っていればOKとのこと。
その条件はクリアしてたんです。
審査員に、あのタナカノリユキ氏もいました。

 

1次審査が通り、2次も通った。

 

そして3次……

 

おっ、スゲーーー。通過してるじゃん!

 

もしや、と。

 

結果は……

 

はい。

 

カサクw

 

佳作でございました\(^▽^)/
ぎゃふん……ww
でも、良い経験になりましたヨ。

なにがって、
その行動したこと自体がいまに生きてると思ってます。

 

⇂⇂⇂出品したうちの1作品。これは選外。ちょいキモ絵。あんまり深く考えて描いてない….
kaiga

 

その当時、なんかしら行動してた友人達はいまでも
休まず動いてます。人にチャンスは平等にやってくるといいますが、
動いてるとそれを見つけ出し自分のものにしていく勘が
養われていくと思います。

 

寝て待ってても果報はきません。
来るのは十分動いた後に寝てる時ですね。きっと♪

 

そこは勘違いしない方がいい(笑)と思いますです。
あらためてボクも肝に銘じて….

 

ではでは、今日はこの辺で。

 

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