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こんにちは。サイちゃんです。

 

デッサンは鉛筆で「写す」ことではありません。
「再現」もちょっと違うな。

 

目の前のモチーフを自分のなかで
解釈して紙の上に「再構成」する
いった体でしょうか。

 

うん。これが近い気がする。

 

だから、写真とは違いますよね。
厳密に言うと写真も自分のフィルターを通すのでしょうが、
もう少し自由な幅のある解釈がはいってくると思います。

 

デッサン初心者は、どうしてもモチーフを
「写そう」とします。

 

これは、しょーがない事です。
皆が通る道なのでは。と思います。
ついでにいうと、そこを通らないと
次へは進めないかなとも思います。

nakairegazo1

 

例えばリンゴを机の上に置いたとします。

 

まあ、通常はりんごをデッサンしますが、
人によっては机を描きたくて、
ひたすら机を魅力的に描く。

 

りんごは脇役的に描いてもそっとある感じ。

 

これでも本来はいい訳ですよ。自由なはずなんだから。
(美大などの試験の場合は違うかなと思います。
しっかりと意図がある課題なので)

 

人が見るのは、デッサンそのものです。
モチーフとデッサンをわざわざ比べて、

 

ここの部分が違うじゃん!

 

なんて、ほとんど言ってきません。
(たまに重箱の角をツツく奴もいますが。笑)

 

もうちょい突っ込んで言うと、
工業製品のようなものは、しっかりと表現。
果物、野菜のような自然物は、実物よりも
それらしく。みたいな観点で見ていくと
良いと思いますね。

 

いっそう、それぞれのモチーフの差がでて
デッサンに深みが出ます。

 

ただぶっちゃけ、紙の上でしっかりと成り立っていて、
魅力的に描けてればそれでOKなんです。
(ウソを描いて良いと言ってる訳ではないですヨ )

 

ボクの通っていた教室は、
デザイン科、油絵科、彫刻科志望の人たちが
一緒になって、同じモチーフを描いていたので、

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油絵科デッサンの自由さに憧れていましたね。

 

とにかく、絵として成り立てば良い。のですから、
鉛筆を使ったり、コンテや木炭で濃いトーンを加えてみたり、
はたまたそれらをうまく織り交ぜながら密度を
上げて、モノの存在感を増してみたり…

 

強者は、カッターナイフでゴリゴリと紙を削りだしたり、
なんて手法をとりいれていた輩もいましたよ。

 

デザイン科は、割と静かに(笑)鉛筆のみで
デッサンを仕上げる人がほとんどだったんで、
めちゃくちゃ刺激になりましたね。

nakairegazo2

 

ボクも先生に「やってみていいですか?」って、
いろいろと持ち出して、試してました。

 

先生は、そういうときも
「自由にやってごらんよ!」という
態度は崩されませんでしたね。

 

一貫してブレない。

 

今考えてもスゴイと思いますよ。
指導者がブレると、教わる生徒は、不安になるんですね。

 

先生もかなり読書家だったので、
そういう生徒の心理面なんかを勉強され、考えながら、
言葉のアメとムチを使いつつ(笑)
指導されていたと思いますね。

 

とにかく、ウチの教室は、
「美大受験」のみを視野にいれていた訳ではなく、
もっと先の……..表現者としての指導を
されていたので、

 

基本的には「何をやってもよい」精神で、
自由にやらせてくれてました。

 

「デッサンって自由なんだなあ~」
って思ってましたね。

なんだか楽しくなってきます。

 

みなさんも自由に行きましょう!!
 

ではでは、今日はこの辺で。
 
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