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こんにちは。サイちゃんです。
プライベートブログも立ち上げてます)
 

ボクが美大3年のとき。
当時、現役バリバリのイラストレーター(ムサ美の先輩)の
講義があったんです。

 

いまは、比較的少なくなってきた立体イラストで
活躍してた方で、作風に特徴、個性があるというよりは、
広告の媒体に使いやすい「プラスイメージ」
喚起させるようなイラスト。

 

デザイン科出身なのでアートディレクター的な観点も持ち合わせてる方で、
自己プロデュースが上手い印象を持ちました。
 
 
こういう作風ならこの媒体に使いやすいんじゃないか。
と結論からある程度導き出したタッチかなとも。
 
 
少なくとも当時のボクには、そう見えたんですね。
 
 
ただ、それはとても良いことではないでしょうか。
対価をいただくプロなんです。そういう多少のしたたかさは、
(特に時代も関係してましたが)必要だと思うんです。
 
 

やみくもに俺はこれが作りたいんだーーーっ!って
誰にも共感を得られないモノを作り続けて、
クサって「誰も分かってくれない。俺だけ分かれば良いんだ!」と。
これで人生終わる人よりは何十倍もいいです。
(いわゆる作品発表のみの作家さんとはまた違いますヨ。)

 

もちろんバランスが大事ですが、時代にある程度リンクさせて、
やりたい事(作風)の調整は大事じゃないかって思うんです。
それは仕事として対価が発生する土壌なら尚更です。
 
 
ホントにライバルなんて腐るほどいますからね。
業界で生き残っていくのは、なかなか大変ですよ〜〜。
 
 
いろんな考え、教えがあって当然ですが….
ボクは昔から一貫してこの考えです。
ずっ====と変わりません。

 

その講師はいまでも精力的な活動をされてますが、
当時の講義での印象的な言葉。
「プロというのはですね〜。
80点の作品をコンスタントに仕上げられる人
のことをいうんです。

 

野球選手の打率でいうと、
2割8分をずっーーーーーーと打てる打者。
それこそプロだ!」と。

 

この教え。
デザイナーとして仕事を続けるうえで
いつまでも念頭にありますね。

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「君たちは、まだ学生。
例えば運良く100点の作品を作るかもしれないよね。
でも、次の課題では60点をとるかもしれない。
その不安定さではダメなんだよ。
 
 
体調が多少悪くても、超忙しくても、締め切りを守って
80点の作品をコンスタントに提出できる。
それがプロ。
プロ=信頼、そして安定感でもあるんだよね。」
そんな内容のことを話されてました。
 
 
仕事のうえでの信頼。という言葉は、
バイトくらいしか社会とつながりが
なかったボクにはイマイチピンとこなかったですが…….
安定感というキーワードは、しっくりきてました。
 
 
クオリティの高い作品を課題でコンスタントに提出してくる友人を見てて、
「ああっ、たしかにあういう人なら、仕事を頼みたいはずだ」とw
頼む側から考えたら、分かりやすいですよね。
安定は安心につながります。
 
 
そして自分もそうならないとな。とそのとき感じたものでした。
 
 
当時はバブル終焉の頃でしたが、
その講師はかなり勢いに乗って、大きな規模のCM、
広告関係のお仕事をこなされてたようです。
 
 
めっちゃ羽振良さそうでしたよ====(笑
 
 
イラストレーターを目指していたボクにとっては
まさにお手本、
「こうなりたい像」そのものだったんです。
そこに自分の未来を重ねてました(笑
 
 
おおっ=====、
売れっ子イラストレーターってすげえな。って。
年収800マン?1000マンかなとか(笑

 
 
(大学生の1000マンは天文学的数字です!)
 
 
実際、バブル時の業界ってスゴかったと!
聞いたことあります。高級マンションに住んで、
アトリエも別に借りて、高級車に乗って。みたいな
絵に描いたような成功者のイラストレーターもいたとか♪
 
 
特に広告は、大きい予算が動きますからね。
それを何本も常に抱えてこなしていれば、
可能なんじゃないかと。
 
 
ボク自身も、それに比べたらしょぼいと思うんですが、
「エっ、こんなにもらえるのかっ!」って経験は
イラスト仕事で何回かありますよ。
 
 
一体どこへ使ってしまったのかっ!そのギャラは(笑
 
 
しかし、その講師の方。引く手数多とはいえ、特に調子に乗ってる感もなく、
売れてる自分を冷静に見ている様子も伺えましたし、
なにより
 
 
「私がなんで仕事が続けられるのか。
やっぱり、それは自分の作品がたくさん印刷されて世に出たり….
そういう部分でいまだに感動しますネ。その嬉しさがあるからです。」と。

 
 
その純粋に「好き、嬉しい」という原動力で
突き動かされて続けられてるところ。
(生意気ですがw)ボクも共感できたんです。
 
 
人間の原動力って、理論じゃないんですよね。
「感情」で動くんです。
欲もすべて感情に直結してます。
 
 
食欲も、性欲も(笑
 
 
モノを買う時だって、ワクワクするから欲しくなる。
ブランド物は、やはり自分が満足するとともに、
皆にも見せたいって思いもあるはず。
そういう物を身につけてる自分が好きだったり。
それも、やっぱり感情の部分ですw
 
 
これはボク自身も
現在のデザイナー業でも、いまだに、
自分のデザインした書籍が本屋で並んでるのをみて、
ワクワク感がとまりませんですしね〜〜〜♪
 
 
思わず平積みの、担当した書籍を綺麗に整えちゃったりしますよWW
 
 
きっと、ボクたちを動かす原動力、
エネルギーの源泉である心のスタッフ:エス
喜んでいるんでしょうw
(エスについてはコチラ
 
 
そこには理論はありませんっ。
 
 
こいつ(エス)が喜んでる限り、いまの仕事は続けられそうですw
pare
 
 
そう、上の文章で80点(残り20点)って言葉が出てきました。
 
 
あなたも聞いたことあるかもしれませんが、
パレートの法則っていうのがあるんです。
 
 
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した冪乗則。
経済において、全体の数値の大部分は、
全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論。
ですね。(80対20の法則、ばらつきの法則とも言われるようです)
 
 
具体的には、
 
•売上の8割は、全顧客の上位2割が占めている。
•売上の8割は、全商品の内の2割の品目によって作られている。
•仕事の成果の8割は、費やした全時間の内の2割の時間の中で生み出されている。
•所得税の8割は、課税対象者全体の上位2割が担っている。
•故障の8割は、部品の2割に原因がある

 
といった事例に例えられる法則。
 
 
うん。なんだか思いっきり経済書の体ですね〜w
いまは経済(マーケティング)だけでなく、そこから派生して
自然現象や社会現象など、さまざまな事例に当てはめて言われることが多いそうです。
 
 
この法則を知っておくとあらゆることに応用でき、予測もたつと。
なんてったって、法則というからには実証されてる訳です。
いつ、どこでも、一定の条件のもとでは成立する関係なんです。
 
 
今回の話にも当てはまるかな…
 
合格80点というプロとしてのライン。
20点まではスキを作っても許されるとか(笑

 

もしくは、100人中80人がまあOKと言ってくれれば、
プロ作品としては認められる。とか。

 

いろいろ考えられますね。ンっ、正しいのかっ(笑)違う気がする。
 
 
・1年間の仕事量8割は、2ヶ月必死に働いた分量である。
・いま使ってる能力の8割は、実は持ってる才能の2割しか使ってない。

 
 
とか?こっちのが近い感じですね。
いずれにしても面白い法則ですw
 
 
あっ、よく考えたら今回は8と2という数字がたくさん出てきてるゾ!
偶然なのか、それとも必然。法則っ⁉︎(笑
 
 
いやいや、この文の締めを最初に考えて
今回は強引に記事を書いてみましたww
そう、文章が上手くなくても
ある程度の「したたかさ」は必要なんですよ〜〜w
生き残るためにはw
 
 
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iroha-head

ではでは、今日はこの辺で。


追々伸:デッサン、イラスト描きに効く!本のレビュー頁を作成しました。ココ。今後もどんどん加えていきますネ。

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