こんにちは。サイちゃんです。
(プライベートブログも立ち上げてます)
ボクにはデザインの師匠がいません。
デザイン事務所にも属したことがないですし、
仕事においてはすべて独学ですw
なので、こんなデザイン基礎も知らないの〜〜〜?
みたいにバカにされた事も多かったですし、
恥をかきまくってました〜〜〜。
(ちなみに大学では仕事の実践的技術ってあんまり教わんないんですよ)
でも、それで良かったと思いますよ。
恥かいてナンボです(笑
ソクラテスの言葉に「無知の知」ってあるんですが、
「オレはこんだけ知識があるぜ〜〜っ。」って胡座かいてる奴より、
「自分は博識だと思ってたけど、実は何にも知らなかったんだな。」って
自覚した奴のがステージが数段上だぜっ。って意味です。
まあ、歳を重ねていくとプライドばっか肥大化しちゃってですね〜〜。
(自戒も込めてますが。笑)
ボク自身は常にこの言葉を胸にひめて生きてるんですね。
(エラソ〜〜〜!)まあ、謙虚になれますよねw
いい言葉だなって思います。
別記事でも書いていましたが、ボクはもともとは
イラストレーター志望だったんですね。
ただ、フリーイラストレーターで食べていくって
ホント難しいんですよ。
もちろん実力、運も関係してきますが……
常に自分のポートフォリオ(作品集)を
持っていて、売り込みしてたという……
いまはHPを立ち上げたり、SNSで人間関係を拡げていき、
それを仕事につなげていく方法もありますよね。
ツールはどんどん使うべきだと思ってます。
ただ、そこには結果がすぐに見えなくても
コツコツ地道な作業が必要ということだけは変わらない真理だと思います。
(WEBの世界はレバレッジ:テコの力が働くっていうのがまた大きいんですよネ)
コツコツがやれるか…..これホント大事だと思います。
当時、たまたま大学の先輩でクライアントとの仲介業の方が
いたので運良くいろいろなイラスト仕事の経験を
させていただいてましたが、あの会社がなければ…..
アルバイトをしてても生活は難しかったと思います。
これはホント良い財産になってます。いまイラストレーターさんのお気持ちが
多少なりとも分かる。と思ってるのも何年もイラスト仕事してたから
という実体験があるからなのではと思ってます。
その売れないフリーランス達に仕事を与えてた徳を積んた結果でしょう。
現在、その(先輩)社長はめちゃくちゃ出世して有名人に
なってますね。お名前はふせさせていただきますがw
さて、最初にデザインの師匠がいない。と言いました。
ですが、仲間はいました。
大学在学時から小さな自費出版社で、イラスト以外にも、
何か勉強になるだろうと…デザイナーのバイトをしていたんです。
大学とは違う実践的な現場の技術を身につけたい!って感じですね。
しかしデザイナーといえども名ばかり。上司も言っちゃあ悪いですが
素人に毛の生えたようなプライドだけの塊おやじ(笑)
テクニックもないから、参考にもならず自分で切り拓いてくしかなかったです。
一緒にバイトしていたデッサン教室の同期生や、美大の友人と共にあれやこれやって
研究しながら自分なりのデザイン技術を身につけていきましたね。
友人はボクが知らない知識をすでに多数もっていたり、同期生は別の美大に
いたんで彼らから吸収することも多かったです。
いわゆるお互いに「切磋琢磨」していたんだと思います。
その出版社、自費出版事業なので
ほとんどが2色印刷(例:ブルーとブラックインキのみ)
で、予算が全くないので何かビジュアルを使うとしても自作。
もしくは著者(といってもプロではない一般人です)が
描いた絵や撮った写真が素材なんです。それをいかに料理するか。
見栄え良くデザインするか。がキモなんです。
装丁界の超大御所、菊池信義さんの
デザイン手法はけっこう参考にさせていただきました。
2色ってやろうと思えばかなり表現方法があるんですよ。
単色だけで意図的に構成して、差し色でちょっとだけもう1色使う。
1色の上にもう1色をのせるとキレイに見える場合は、パーセンテージを
うまく変えながら掛け合わせを多用する。1色グラデーションをバックに
効果的に敷くなどなど。
この限定された条件のもと、やたら数だけはこなしていました。
これですね。コレですよ!
しょぼい(ゴメンナサイ)条件で組み立てる仕事をバンバンこなす。という
これが現在に活きてると勝手に思ってますw
⇂⇂⇂当時の2色印刷装丁+イラスト(見開き状のもの)他のは現在の2色仕事モノ
例えるなら、プロレスの前座で先輩の使う派手な技は使えない。
ドロップキックとボストンクラブくらい(ってわかんないですねw)
あと気持ちを見せる。これのみで観客とも勝負するんです。この下積みを
越えると派手な技をやっても十分に観客をうならせる試合ができるんです。
かのアントニオ猪木は「ほうき」を相手にしても名勝負ができると
言われてたらしいです(笑)
それに近いものがあるんじゃないでしょうか。
(ってこの例え正しいのかな。笑)
そんなこんなで、飯の食い扶持はこのバイトを続けていきながら
あとはフリーイラストレーターとしての顔を持って行こう!!
と卒業後の青写真は決まりました。
そして、徐々に自費出版だけの仕事だけではなく、
通常の書店売りされる別会社の装丁仕事も増えていくんです。
2色構成のデザイン作品だったら、いくらでもあったんで
売り込みツールには困りませんでした。
ボクの場合はデザイン仕事も
ほとんど売り込みで手に入れていました。
デザイン方面でいえば、2色印刷をこなしてると4色(通常)のデザインは
とっても楽に感じたんです。なにしろ何色でも使える(笑
シンプルにしようと思えばいくらでもできるし、
賑やかな表現だって際限ないんですから。
その頃にはけっこうデザインの方に気持ちは傾いていたんじゃないでしょうか。
イラスト仕事もこなしてましたが、どうも達成感を感じにくくなってきてました。
自分のタッチ。という部分で悩んでいたり……
装丁って、いろんな本の顔(デザイン)を作れるじゃないですかっ。
じっくり腰を据えて読むような小説本、自己啓発本、ビジネス本、資格系書籍、
ちょっとHな読み物とかも(笑)デザインスタイルに固執していなければ、
もう何でもできる!それに魅力を感じていましたね〜。
⇂⇂現在、日本で活躍中の装丁家・装画家の仕事作品が掲載!最新版。充実の内容!!
そのデザインの多面性は、学生時代から培った2色でどんなしょぼい(笑)素材でも
それなりに魅力的にデザインする。この作業を数多くこなしてきたからこそ
可能なんじゃないかと….自負しちゃったりしてますw
随分手前ミソな終わり方になってしまいましたが…
真のメインイベンターにはまだまだ遠いぞ!!
無知の知を胸にひめ、精進していきますよ〜〜〜。
追伸:デッサン、イラスト描きに効く!本のレビュー頁を作成しました。ココ。今後もどんどん加えていきますネ。
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ではでは、今日はこの辺で。