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こんにちは。サイちゃんです。

 

ボクがデッサン教室に通っていた頃、
先生には、自分のなかでの課題、
「目的意識」を持ってデッサンに臨めって言われてました。

 

一枚、一枚、自分のまだできていない事。
目標に向けて試してみたい事をやってみる。
別にその一枚でうまくいかないのは全然OK!
(自分の中で)失敗だとしても、
その経験が後に活きて糧となればいいじゃん!
という教えです。

 

これは人生にそのまま当てはまるな~って思います。
「倒れるんなら前のめりで倒れろ!」とか、
「やらないで後悔するより、やって後悔しろ!」って
名言もありますよね。

 

できる限り、そのように生きていきたいなって心がけてはいます。
(もちろん、そうはいかない時もあります。苦笑)
このブログを立ち上げる事、続ける事だってそのひとつですからね。

 

やっぱり「やる」のと「やらない」
斜に構えて見てるのとでは全然違いますよ。
文句なんて誰でもいえますしね。

 

さて、ここに1枚のデッサン画像があります。
ちょっと記憶が定かでないですが2浪目んときの作品かと思います。
6時間で仕上げた絵かな。たしか。

desiin4

モチーフは、板状の発砲スチロールに、
砂が入れられたでっかいビニール袋がまたがっている。
そしてサイドに煉瓦が置いてあるシチュエーションです。

 

ボクがこの絵で、まず一番目指した事。

 

それは「(砂の入った)ビニール袋」を魅力的に描きたい!

 

と思ったんです。透明な袋を観察してると、砂とビニールが密着して
砂の表情も読み取れるくらいの張りのある箇所、若干ビニールが浮いて
中間のくもった部分、
上部のギュッ===と結んだ力が集結した箇所のシワのキレイさ。
実に魅力的なモチーフだなあ~って思ったんです。

 

あと、スチロール板にまたがったところにも重さが集中して、
ビニールのシワに負荷が思いっきりかかってる様子が見て取れますよね。
力の入ってる箇所、フっと抜けてる箇所の緩急の関係が

 

ひじょ~~~~に心惹かれたんです。

 

いま自分で見直してみると、ちょっと「柔らかさ」があまりない
デッサンだなとは思うんですが…….
スチロール板も質感表現がイマイチですしね(苦笑

 

どちらかというと、ボク自身は白黒のコントラストの強い
バチ===ンとインパクトの強いデッサンを描きたいなあって
いう理想は当時ありました。(モチーフによってはそうはいきませんが)

 

あとは、影の描き方ももっとふわっとさせた方が良いと思いますが、
実は「影」を描くというのは同時に影が落ちている面も描いている訳です。
面にモノの影が存在をあらわしてるわけですからね。

 

ですんで、たしかこの時は影自体より、
その「面」を意識して描いてみようと思っていたはずです。
ただどうかな~~~。あんまり成功していないですね。

 

先生にも講評時に
「これでいいと思う?」という
問いかけがあったように記憶しています。

 

サイドにある煉瓦はもう煉瓦を描くっていうより、ただ茶色っぽいものが
そこに抵抗物としてあって空間を作っている一要素。としてしか
認識していないという試みもやっていますね。
ですんでガシガシ、ゴシゴシ、紙を引っ掻いたりしてるはずです。

煉瓦という固有名詞よりも「モノの存在」としてあるという認識です。

 

あの~~~~~、たぶん、まともな(笑)教室ですとこういう描き方は
あまり教えてくれないかもしれません。普通に(というのか)しっかりと
煉瓦をその位置にあるよう描くんじゃないかな。

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それは、美大にいってデッサン授業があった際に、こういう思考で
描いていたら珍しがられた。ということで証明出来ました。
みんなしっかり、ちゃんとそのまま描いていました(笑
それがいいか悪いかが別として……..ボク、異端でした…..

 

先生自身はもともと油絵をやっていた人なので、
どちらかというと、その分野の絵作り思考を教えられたと思います。

が、別に何が本流なんてナイですから(笑)

原理原則を教われば応用はいくらでも効きますしね。
その分、幅広いデッサンの考え方を教わっていたなあって思いますヨ。

確実に自分にはプラスになっていました
差し込み画像0808
で、話が戻りますがその3つ

・(砂の入った)ビニール袋を魅力的に描く。
・影のついてる面を強く意識して描いてみる。
・煉瓦の存在の描き方を、どのように表現するか。

を課題に取り組んだ絵でした。

 

ビニール袋の表現は、
それでもそこそこ上手くいってるかなあ~。
他はどうでしょう(苦笑
まあ、どこまでいっても満点はないですしね。良いと思います。

 

でも、これ自分で設定した項目ですよ。
別に先生にこうやれっなんて一言も言われた記憶もないです。
講評時に自分の課題キーワードは与えられますが、
それを具体的にどうするか。なんて教えてくれません。
そうやって、どんどん自分で考え試していきました。

 

他にも、紙一面真っ黒に鉛筆で塗ってから練り消し(ゴム)で削いで、
そしてまたトーンを足して石膏デッサンしてみる。
というのも何枚か試した事ありました。足し算でなく引き算でできるか!
みたいな……

その作品自体は、けっこう失敗に終わりましたが(笑)

 

でも、それによって得られた事もありました。ここでエジソンの
言葉がでてきますよね。

「私は失敗などしたことがない。
ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ。」

ということです。(この記事にも出てきます)

 

デッサンに限らず平面構成(ポスターカラーでのデザイン課題)でも、
一回、一回、自分で課題、とりくむテーマを設けて試していく。
もうこれの繰り返しの日々でした。

 

結果的に「ただなんとなくやってる」ということはなかったです。
「何」を「何のため」に「どのように」やっているか。
そういう「具体」性がないと「自分の現在位置」がわからないですし、
最終目標にもたどり着かないですよね。

 

とはいえ、そういう最終目標が具体的に見つからないときも
あると思います。ある程度は漠然とでもいいかなって思います。

 

参考作品やネットで見かけたあの絵くらいのレベルになりたいとか。
それに向けてこの一枚では何を試してみようか。って考えるところ
から始めるといいんじゃないかな~~って思います。

 

そうすると、気づいたら「上手くなってた!!!」って現象が
起こるんじゃないでしょうか。

 
ではでは、今日はこの辺で。
 
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