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こんにちは。サイちゃんです。
プライベートブログも立ち上げてます)

 

ボクが美大受験のために浪人していた時代
(もう30年近く前になりますが。苦笑)

 

試験に平面構成(ポスターカラーでのデザイン課題)があり、
大きく分けると、課題タイプは2つあったように思います。

 

1:イメージ構成課題
2:モチーフ構成課題

差し込み課題0803

です。1の方は、例えば

『「音楽」からイメージする平面構成をしなさい。
そのとき、どこかに「音符」を入れる事』

のような課題です。
これをA3サイズなどのケント紙にポスターカラーで仕上げていきます。

 

こういう試験課題は多摩美術大学や武蔵野美術大学などの私立系の美大が
多かったです。(あくまでも当時)試験は3もしくは6時間で仕上げます。

 

音楽というキーワードはあるものの、あとはかなり自由に発想できますよね。
クラシック音楽でもいいし、サンバのような陽気なイメージでもいい訳です。
となるとそれぞれ使う色も変わってきますよね?
色相、彩度などなど、そのイメージにあった色を選択していきます。

 

クラシックだったら、ワインレッドを基調とした画面で五線譜を味付けで。
メインはバイオリンをイメージさせるような形をもってきてもアリかなと思います。

 

そのバイオリンもシルエットだけにするのか、弦あたりの細かい描写までするのか。
などなどもう数えきれないくらいバリエーションは考えられます。
この場合はとにかく「音楽」をイメージさせ、
「音符」を入れてればマイナス点にはなりません。
あとは文字通り「構成」が魅力的にできていればOKなんです。キレイにね(笑

 

上に挙げた課題はホントに一部。
多種多様な課題がでるんです。

 

ボク自身は試験にどんな課題が出されてもいいように、
普段からあらゆるものにアンテナをはりイメージに応用できるようにはしてました。
(あっ、ちょっとカッコよすぎる言い方だな。笑。気をつけていた位)

 

先生はあまり薦めなかったけど
ボクは新聞折り込み広告や、雑誌、映画のパンフに至るまで
幅広くイメージに関する形とか色とか研究してました。

 

なぜ、先生が薦めなかったかというと、
そういうのばかり見てると依存しちゃうクセがつくから!
自分で考え工夫しろ。っていう意味だったと思います。
これは教室の意向としてはモットモ!で、美大受験だけにとらわれない指導をしてるから、
将来、モノヅクリを続けて行く上で障害になる姿勢だ。ということ言いたかったんだと思います。

 

当時もその意図はわかりました。

 

が、

 

が、

 

そうは言っても、やはり方法論、テクニックも必要ですよ。
ぶっちゃけ。

そこの部分はボクは当時から心の中で(笑)若干反発してました。
ちょっとまともに直球すぎて戦術がないよな〜みたいに(生意気ですが)

 

モノヅクリって、やはり最初はマネからはじまる所は否定出来ないので、
それでもいいんじゃないかって思います。だれでも最初はマネだと思いますよ。
マネというと誤解を生むと思いますが、参考にする。ということです。
それが自分の血となり、肉となり…..
そこから自分なりのオリジナリティが生まれていくんだと思ってます。

 

当時、そういうイメージ構成に使えそうな印刷物なんかを
ファイリングして持ち歩いてたんですよ。試験でなければ別に
そういうのを参考にしてもいいんですから。

 

しかし、なぜか友人がそれを見て「ズリ(ル)いなあ〜」って
ポツリともらしたんです。

 

は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ?
何がズルイのって。(若干もう少し柔らかく言い返しましたが。笑)

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あのですね〜〜。全部、自分でかき集めてファイリングしたんです。
それを活かそうが何しようがボクの勝手なんです。

 

こういうのって、そういう努力をしていないヤツに限って言います。
たぶん、そういう輩はファイルがあったとしても作品に活かせないです。
思考がそこまでいっていないんで。
あったら自分でとっくにやって素晴らしい作品を描いています。

 

描ける人はコツコツと淡々と自慢もせずにやるんですよ。(ボクの事はさておいて。笑)
世の常です。できる人は口で言う前、文句を言う前に行動してるんです!断言!

 

と、かな〜〜り当時を思い出してアツクなってしまいましたが…….笑

 

ではでは話を戻して………..ボク自身はイメージ課題については、
最終的には「密度、細かさ」にこだわりました
これはすべての箇所において。ではありません。

差し込み課題0803−2

ここでデッサンとリンクします。
デッサンもそうですが、とにかく細かく手を入れるべき箇所ですね。
そこに細かく描く神経を注いだんです。
割合でいったら10分の3くらいかもしれません。
他の部分は、まあそれなりにキレイに。くらいの感覚。

 

そういう一番魅せたい部分を細かく丁寧に描いたり、
キレイに直線を引くところなんかををキチッとビシッと描く。

そうすると疎密のバランスがとれてきて、
全体で見ると精度が上がっていくんですね。

 

イメージとしては、

「全体で見て色がきれいだなあ〜」

で、そのあとに

「おおっ、結構細かいこともやってんじゃん」
「なかなかやるなあ。コイツ」

って魅せたいんです(笑

 

これでイチコロです(爆

 

とまあ、これはあくまでも理想ですが。
どのイメージ課題もこうはいかないです。ケースバイケースです。

 

ただ、全部に力をまんべんなくいれるというよりは

 

「力をいれるべきところにいれる」
これを気をつけていくと良いと思いますよ。

 

そうでない箇所を頑張っても……やはり時間制限があったものなので、
その配分をしていくうえでも必要な事だったと思います。

 

と、今回の記事は美大受験生向けに書いたものですが、

 

「力をいれるべきところにいれる」
これは、すべての事にいえるんじゃないでしょうか。

 

方向性の違う努力をしても、効果が見えにくいんですよね。
そうすると「いくら頑張ってもダメじゃん」って
心が折れがちになります。

 

方向性が正しい努力をすれば倍々ゲームでスキルが
上がっていくかもしれません。
大事な事だと思いますよ。
やる気も一層でますしね。効果がでるんだったら、かなり
頑張れるって人は多いと思います。

 

ということで、まずはイメージの平面構成についてでした〜〜〜。
次のモチーフ構成の記事もご覧くださいませませ。

 
平面構成2(モチーフ構成について)はコチラ
 
 
追記:平面構成シリーズ3もあります!コチラ
 
 
プライベートブログもあります⇀コチラ
 


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