こんにちは。サイちゃんです。
今回は掃除夫の話です。っていうのは冗談ですw
イヤ、半分当たってるな….（笑
ボクがデッサン教室で浪人を始めた頃、
まああまりにもお金がなさそうにみえたのか（爆
しょぼいくらい痩せてたしネ…..
女の先生（先生は２人いて、この方が経営者です）が、
「あなたさあ、教室の掃除バイトやらない？」って
持ちかけてくれたんです。
バイト？
生徒なのに。いいのかな～。なんて思っちゃいましたが、
正直、お金いただけるのは嬉しかったんで即決させてもらいました。
ボクはその頃、この記事でも書きましたが、めっちゃ田舎に住んでたので
教室に通うにもかなり一苦労！（距離的な問題）だったんで、
すでに働いて町で一人暮らしをしていた
アニキの部屋に居候させてもらってたんです。強引に（笑
なのでアニキには感謝しきれないんですが……
お小遣いも少なかったんで、ホント助かったのは事実ですw
たしか、毎週土曜日のデッサン講評後に30畳くらいあるフロアーを
・ホウキでまずゴミ、ホコリ掃除
・そのあと水で絞ったモップがけ
・ゴミ類を大きい袋にまとめ、指定日に出す。
・ゴミの仕分け（これは適宜）
という作業を受け持っていました。
それで、たしか….月１万円いただいてたかと記憶してます。
10代のとき１万円って、けっこう価値ありますよね。
そのときはあまり気づいていなかったんですが、
先生の配慮だったんじゃないかなっ～て思います。
（厳しいけど）優しい人だったんで、画材代にしたり、
あと映画や本を読んで視野を拡げろって意味じゃなかったのかな～～。
ちゃんと聞いたことないですけど….ボクはそのように受け取ってますw
ありがたいですよね！
ずっとそのことも頭にあったんで、後年、ボクが
いま住んでるところにUターンしてきた際、
１年弱くらいでしょうか。
「たまに生徒のデッサン、見てやってよ」って
言われたんで、快く、もちろん奉仕でやらせていただきましたよ！
自分もデザイナー業で食えてはいたんで、そんなところでガツガツするより
恩返ししていこうって考え始めてた年齢でしたし。
その時アドバイス送った子も後々、美大にちゃんと受かって、
「受かりました～～！」ってメールくれたりしてですね～。
嬉しいですね♪こういう風に少しでも人に役に立てたっていうのは。
いまも頑張ってるんじゃないかなと思いますよ。
そんでもって、掃除夫話です（笑
あなたもそうかと思いますが……基本、自分に弱いじゃないですかっ。
だれでもそうだと思うんですが、「天使と悪魔」が
いて、耳元でささやきますよね。
「おいおい、今日はやめておこうぜい！」
「いやいや、ダメだ。ちゃんとやらないと！」
「そうかな～～。今日くらいサボってもいいでしょ～」
「ン～～～～」
「いいよ。いいよ。今日くらい。誰も見てねえぜ」
「そうかもな～～」
って悪魔が勝ちますよね。（人によるか。）
アニメ・トムとジェリーでよくでてきたシーンです（爆
これは、この記事でも書いてるエスと超自我の仁義なき戦いなんだと思います。
それを自我が調整していくんですが…
ボクが１浪目のときって、この悪魔のささやきに負けることが多くてですね…
（もう白状しちゃいますが）モップがけを先生の目を盗み、省略することも
あったんですよ。講評の後って、生徒と先生が雑談したり、特にない場合は
あとはよろしく〜〜って帰っちゃってたんで。
悪いときなんか、先生見てねえな。
なんて思ってゴミ拾っただけで済まそうとしてですね。
そこはなんとか踏みとどまってホウキではきましたが….
水絞りのモップは専用のバケツに水ためて、上階の水道から
エッチラオッチラ運んできて、絞ってからやるんで面倒クサかったんでしょうね。
２週続けて省略しようとしたら、厳しい方の男先生が、
「あなたさあ、モップがけは？」
とボソっと。
ドッキ＝＝＝＝ン！
しっかりと見てられました…..はい。
そんときは、ヤベ＝＝＝っ、やっぱちゃんと見られてるな。と。
「こ、これからやるところです。」と濁した記憶がありますが….
人は見てるんです！ちゃんと。
もう、誤魔化せないなって悟りました。
それからは、もうしっかりやり続けました。
自分にウソつかずに。面倒でも。（当然なんですが….）
自分で言うのもバカなんですが…その時期からです。
デッサン、平面構成（ポスターカラーのデザイン課題）の力も
伸びていきました。その心の変化が反映されてきたんです。
デッサン、絵ってめっちゃ現れてきますよ〜〜。精神性が。
そこを先生も見てたし、技術じゃない精神、思考が大事なんだぜって
口数少なく態度で指導してくれてたんです。
やっぱりすげーーーーぜ。師匠！！
前は、途中でテンションが落ちちゃったり、集中力もとぎれちゃったりして
席外してジュース飲んだりしてたんですが、
あまりイスからも離れずに続くようになりましたね。タフになりました。
なにしろ６時間（休憩１時間）ぶっ続けで集中してデッサンしますから、
下手すると９時間くらいか…….いまできないんじゃないかな….
これって自我が関係してますよね。克己心といいますか、
「疲れたな～。もう止めたい。」「休み入れるか」って自分に打ち勝つって心ですよ。
日曜は朝から夜まで。とにかくデッサン１枚を仕上げてました。
それが大事なんだ。と。ゼロから最後まで描き上げる作業を
1日で完了するというのは、試験と同じなんですよ。その体感を
染み込ませる。ということです。口すっぱく言われてましたね。
（ウイークディはそんなに厳密ではなかったです。２、３日で一枚描くとか。
自分のテーマをとことん追求するのが目的ではありました）
あくまでもボクの場合ですが、１浪目と２浪目は別人のように
集中力が違いました。そして圧倒的に２浪目は伸びたとうぬぼれちゃってます（笑
ゴメンナサイ。
いやいや、１浪目はホント、ヘタれでしたから….もう問題にならない…..
最後に…..
上で人は見ている。と書きました。
ただし、時と場合によりますヨ。
「たいして注目してねえよ」とも言えます（笑
自分が思ってるより、気にされてねえよ。とも。
そういう体験もたくさんしてます。
特に言いたいです。
「高校時代、髪型ばっか気にしてた自分に！（爆）」
追伸：デッサン、イラスト描きに効く！本のレビュー頁を作成しました。ココ。今後もどんどん加えていきますネ。
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ではでは、今日はこの辺で。
