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こんにちは。サイちゃんです。

 

ボクがデッサン教室に通ってて、
そして卒業して後、
現在の年齢になって

 

ますますスゲ=====なって感じるコト。

 

それは、当時の先生が

 

「10代の我々を、
一人の人間として尊重して扱ってくれたコト。」

 

なんです。

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歳を重ねれば重ねるほど実感してる今日この頃です。

後年、先生とそのコトを話した時に、
やっぱりその辺はちゃんと「意識してた」って言ってましたね。

 

一見、当たり前のように感じますが…….
普通、指導する立場としては、

 

エバりたい!!!!!!態度がでますよね。
自然と…..

 

オレが教えてやってるんだぜい的な…….(笑

 

気をつけていても、フッとしたときに出るんじゃないかな~。

 

しかも、当時の先生40歳代から見た10代なんて我が子の世代です。
ともすれば自分の考えを押し付けたりしがちになると思うんです。
そういうところが全くなかったですネ。

 

「個」として扱ってくれてました。

 

他の記事でも書いてますが、

 

人間は自己承認欲求(認められたい気持ち)が必ず
ありますから、大人から個として、人としてしっかりと
扱ってくれた事に対しては、
ひじょ~~に充足感を感じる事ができたんです。

 

それで「自覚」というものができていくと思うんです。

 

「あなたは、どうしたいんだ?」

「このデッサンを描く際に何を考えてた?」

 

これ、よく言われた事なんです。
自分の考えを持ちなさい。主体性のある人間になりなさいという事です。

 

こういう事が聞かれると分かっていれば、
デッサンの際、否が応でも自分の現在やってる位置を考えざるをえません。

 

デッサンをする。この行為は決まってるんで自主性はもちろんついていきます。
そのもっと先ですよね。主体性というのは。

 

自分でやるコトを考え、そのためには何をするか。

じゃあ、こう行動しよう。
というところまでのプロセスです。

 

何度も他記事で書いてますが、先生は
技術的な部分はほとんど教えてくれませんでした。
注意点、足りない部分はもちろんアドバイスしてくれます。

 

人間の「幹」がしっかりと育てば、技術的なことは
少し時間がかかっても、各々が勝手に研究し、枝葉が
ついていくはず。そういう指導方針だったと思うんです。

 

これはデッサンだけでなく、他のコトに対しても
それが身についていきますね。
一種のクセになっていくんだと思うんです。

 

そういう指導をされているので、
前は高校現役生で何を考えてるかわかんなかったような子が
久しぶりに会うとめちゃくちゃ自分の意見をしっかりともってたりするんです。
個としての人格形成がしっかりとできていくんですよね!

 

これですね。

ホントびっくりしますよ~~~。
えっ、数年でどんだけ変わってるんだよ。みたいなw
自分はその間、たいして成長してねえじゃん(泣)みたいな……….
ちょっとシュンとしたりなんかして……

 

例えば、仕事、遊びをする際に、仲間ができたり、上司、部下がいると思います。
人間関係というものができます。

 

うまくやっていくには、もちろん仲良くするのが理想ですw
気(意見)が合えば、それに越したことはありません。
ある分野では気が合うけど、別の面ではムムム….という状況も
あると思います。
でも、無理してストレスためて自分の考えを曲げて
人に合わせるなんてしなくていいんですww

 

先生は当時から、人と違う意見を持つのは当たり前なんだよ。
すべて同じ考えなんかあるわけがない。と言ってました。
違くていいんだ。いや違うからいいんだ。ということです。

 

意見が違う=ケンカしてる

 

というわけでは全然ありませんからね。
常に自分の考えを持ってなさい。ということです。

 

ただ、ボク自身。デザイン仕事をしていて、
この考えは分かるんですが、なかなか難しいときもあります。
大人の事情でw…..自分の意見ばかり主張するわけにはいかない
部分もかなりあるわけです。

 

デザイン(特に商品)はクライアント、先方の
意見を汲んで、噛み砕いて、昇華させて形にするという側面が強いからです。
(詳しくはこのサイト記事で!)

しかし、自分のやりたい方向性を常にもってる。
ここだけはブレないようにしていきたいと思ってるんです。

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それだけ、指導者(メンター)の影響って強いんですよね!
実感してますw
skechbook

↾↾↾主体性を身につけるため⁈(笑)
当時、時間が空くとこういうスケッチで訓練してました。
ビール缶、パース狂って見えるなあ〜。甘いっス(泣)

 

ここで一つエピソード。

以前、とある親子がデパートの手芸屋でフェルト、糸を選んでました。
おそらく子供が趣味でやってるのかな~って見て取れたんですが。

 

母親「◦◦ちゃん、何を作りたいの?
それを考えてちゃんと選ぶんだよ」

子供「うん!」

 

と言って、子供がしっかりと自分で考えながら、ああでもない。こうでもない。と。
母親に相談する事も、「何を買うか」ではなく、
「これを作りたいんだけど、この色はあうかな~」という
抽象ではなく、具体的な質問をしてました。

 

そして母親は、最後までその子に「考えさせて、自分で選ばせる」態度を
貫いてました。

 

思わず感心してしまいましたね~~~。

 

ジロジロ見てたかもしれないんで、
変な人に思われたかもしれませんが(笑

 

ボクは親の立場でもあるんで、よく分かるんですが…..
子供に「これ作るならあれとこれ買いなさい。」っていうのって
すげーーー簡単なんですよ。時間も早く済むし。

 

思わず手を貸しちゃいそうになりますね。
子供に考えさせ、自ら行動させるのを「待つ」って、
実は親も粘り強さが必要なんですよね〜。

 

なんでもかんでも、その子が困ってたら手を貸してあげる。

 

これを優しさと取り違えてる親御さんは、
ともするといらっしゃるんじゃないかと….

 

もしくは、優しくしてやってれば自分が子供に
好かれるんじゃないかって…..逆ですヨ。
子供はすぐ見透かします。甘いっス。その考え。
ただ舐められるだけです(笑)

 

まず自主性が育たないんじゃないかなあ。
困ったら、誰かがやってくれる。って反射的に思ってしまう子に
なると思うんです。

 

現にいい歳した大人で、そのまま育ってしまい、
自分の不始末責任をとれない。それを重ねて….マイナスループに
落ち込んでしまったケースを知っています。
そこまでいってしまうと…..なかなか這い上がることが難しいです。
大人になると怒ってくれる人も少なくなりますしね。

 

この「親が待つ」育てられ方をずっとされた子と、
そうでない子が例えば20年間生活を続けたら、
トンデモなく差がつくと思うんです。
(もちろん、教師、友人の影響は推し測ることはできないですが…)

 

前者は確実に子供に「主体性」が生まれます。
そして、おそらく自分のやったことに責任が持てる子に育つはずです。

何か悪いコトが起こると人のせいにする。そんな子にはならないと思うんです。
自分で自分のケツを拭く。ってやつですね。

 

主体性のある子は、
自分がやりたい事が見つかったら、どんどんと考え、行動して
自ら切り拓いていく、依存性の少ない「強い生き方」ができると思います。
ストレス耐性も強いはずです。

 

だから、このお母さん、すげーーーーーな。
ちゃんと考えて子育てしてるなってその時、思ったんですね~。

 

ボクは子育て(といってもかなりの部分をカミさんに任せてますが…ww)のなかで
本を読んだり、WEBで情報を得たり、そして自分の経験を重ね合わせて、
いろいろと思うことが近頃多くなってきました。
ちょうど、いまの年頃が(当時の)デッサン先生と同世代なんです。

 

自分と比べると、めちゃくちゃ先生は大人に感じます!!

 

人そのものの素養もあると思うんですが、
先生も何百、千人の生徒たちと接していくなかで、失敗を重ねてきたと
言ってました。それで先生の人格も磨かれていたのかもしれませんネ。

 

そして数年前、先生の言葉。
「生徒を褒めて伸ばすやり方。現代っ子を考えると必要な部分かもしれないけど….
ボクはやっぱ違うと思うなあ〜〜」
ってポツリと言ってました。

 

ああっ、先生変わってなくて….良かった====って♪
なんだかウレシかったッス!
 

↾↾↾超オススメ本。我慢力をテーマに書かれています。重要だと思うんです。ハイ。
 

ではでは、今日はこの辺で。
 
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