こんにちは。サイちゃんです。
デッサンの練習。。。。
「あっ、デッサンモデルをマジマジと何時間も観察できる。
アレか~。別の意味でいいなあ。。。」
なんて思う方もいらっしゃるかも。ですね~。
ある意味。当たってます(笑)
じゃなくて、まあ100分の5くらいあんのかな。
やっぱり、そんな思いも。(私は男なので。笑)
例えば、モデルデッサンを始めたとしますね。
30分くらい経つと、それは「絵のモデルさん」から
「デッサンのモチーフ」に存在を変えていきます。
つまり、「俗にまみれた(笑)目線からモノを見る目線になる。」
そういうゾーンに入っていくんですね。
「この関節と関節の間、ちょっと変かな」とか
「首が中心にきてねえな」
「これじゃあ、なんだか骨がズレて見えるな」とか
そっちの方に意識がいっちゃうんです。
「このモデルの子、カワイイな~」は数分で消えます(笑)
人物デッサンや手のデッサンなどは、
ちゃんと人間の骨格や、肉のつき方なんかを
知識として、詰め込んでるとデッサンする際にも
ひじょ〜〜〜に役に立ってきますよ。
「手」も、それを使うときってどのようにしてるのか….
「そういえば、親指と他4本っていう2大パーツでモノって握るよな〜」とか
機能的な面を考えていく……
人間は、まず骨があって、骨格というものが存在して、
それに肉がついている。そして、関節というジョイントで
動いて、それをサポートしてるのが筋肉。という構造的な考え方。
実際、そのあたりをクリアしてる絵と、
そうでない絵だと、
力強さ、迫力が、ぜんぜん変わってきます。
なんか、大地にドッシリと立ってる人物が描けます(笑)
それは石膏デッサンにも似たような事が言えるんですね。
ほら、美術室によくあった
でっけえなんだか怖そうなオッサンの胸像類ですよ。
(オッサンばかりじゃないけど)
あれはですね~。
初心者がまず陥るのは、「顔」とか「腕」なんかを
意識して描いちゃうんです。
そうすると、多少絵心のある人が描いても、
「なんだか細かく描けてるけど、
全体に見るとまとまりのないデッサン」
になってしまうんです。
あんまり迫力や絵の一体感がでないんですね。
それとか
「形を描いていないで、石膏の色を写してる絵」
になっちゃうんです。
ちょっと、難しい言葉が出てきてますね~。
ほら、単純な立方体・直方体を想像してみてください。
石膏像って、あれの集合体です。
どんな石膏像も立方体・直方体そして円柱…….
目、鼻や唇もそれらが細分化されて構成されているもの。
と、いうことは。。。。。
立方体がちゃんと描ければ、石膏像も描けます(キッパリ!)
初心者が陥りやすいのは、そこを意識していないからですね。
「色」ではなく「形」を描いていくんです。
デッサンを始めた頃はどうしても石膏の「色」を
描いちゃうんですよ。
そうではなく、
石膏の「色」を利用して
「形、量感、空間」を描いていくのです。
まだ、しっくりこないと思います。
ここはけっこうムズかしいところデス。
これはサイトの文章を読んでいくと、
だんだんと理解できるようになりますよ。
「デッサン初心者からの脱出」の記事でも書いてますが、
石膏デッサンもそうなんですけど、
特に人物や手などの自然物、またはそれに近いモチーフの
デッサンについては、
「モノの本質を理解する力」
コレが大きなキーワードになってきますねーーーーーー。
ぜひ、一緒に精進(笑)して参りましょう!
ではでは。今日はこの辺で。