Sponsored Links

こんにちは。サイちゃんです。

 

まず、デッサン初心者の考えることって、

 

「とにかく上手くなりてえ~~」

 

「写真のように描きたい!」

 

「早く描き方教えてよ~~」

 

ってな願望があります。

 

当然です。その気持ち分かります。
だって、ボクもその気持ちありましたもん。

入れ込み画像0723

 

ただ、それを「まあまあ、待てよ。」
「まずはこの円すいと直方体から描いてみな。」って
教室の先生に言われたときにゃ、

 

「ええっ~~~~(泣)」って思いでした。

 

だって、自分では難しいとは思っていても、
なんだかカッコいい石膏像や静物のデッサンを描きたいじゃないですかっ。
実力が伴っていないのに(笑

 

それを、こんなただの箱みたいなものを描いて、どうすんの。
ハッキリ言って「つまんねえじゃん…….」って思いでした………..

 

ところが、

 

ところがですよ。

 

描き始めると、これが「難しい」んですよ。
実は超ムズいんです。ぶっちゃけ。

 

実際ですね。

 

それを証明したのが、私の受けたムサ美の
デッサン試験で、モチーフが「炭の立方体」だけ。
という課題がでたんです。

 

これを3時間で描き上げます。
(ちなみに3時間デッサン試験は短い方です。
他の大学は6時間が多いです)

 

なぜ、それを試験課題にするのか。

 

何千人って受験するんですヨ。
同じモチーフをその人数が描いて、
教授達が採点を下すんですよ。

 

ということは……そんだけ差が分かるモチーフ
いうことを証明してますよね。

 

いかに基礎が大事か。ということも表しています。

 

デザインでもそうなんですが実はシンプルなほど、
ムズいんですね。
ごまかしが効かない。

 

コテコテしたものは意外に(言葉は悪いですが)
ある程度、雰囲気でごまかせる部分があるんです。

 

これは、世のいろんなことにも通じる
「真理」なんじゃないですかね~。

 

話がそれましたが……

 

例えば直方体を描くときに、
いわゆる2点透視でパースをとりつつ、
「形」をとっていく。

Print

Sponsored Links

2点透視も角度に気をつけないと、
実物サイズのように見えません(画用紙上で)
角度をつけすぎると大きいものに見えます。
つけなさすぎるとその逆です。

 

と同時にデッサンの画用紙に対する、構図の取り方。
直方体をどのくらいの大きさでいれるのがよいか。。。
あまり小さく描くと、実物の直方体は小さいもののように
画面上で見えてしまいします。

 

大きくはみ出すように描くと、
実物はやたらデカイもののように感じてしまいます。

 

目の前にある直方体が画面でちょうどよい大きさに感じる事ができるか。
しっかりと成立してるか。。。
チェックしながら描いていきます。

 

そのように、充分注意をしながら形をとり、
直方体自体を描きながらも、
その周りにできる空間。そして、直方体のなかにできる
奥行きも意識しながら、鉛筆のトーンを重ねていきます。
(クロスハッチング)

 

一面のなかにできるトーンの幅(差)も
つけすぎると、大きいもののように感じますし、
トーン差がなさすぎても、全体にベタっした
キレイなグレートーンに見えてきません。
それぞれの面が直角で合わさっている角度も描けません。

 

そのデッサンを描く位置、光の入り方等々、
すべてが関わってきますので、なかなか言葉で
表現しづらいのですが、これはケースバイケースで、
絵作りをしていくしかありません。

 

でも、そこがデッサンの面白さでもあるわけです。

 

石膏デッサンも描く角度(向き)で、その絵の見せ場も
変わりますし、どこをしっかり描いて、どこを
効果的にフワっとさせる表現にするか、ぜんぜん変わりますヨ。

 

先生には当時、デッサンの基礎がしっかり身に付いていれば、
何のモチーフ、課題が出ても怖くない
。と口を酸っぱく
言われてました。

 

まず、モノの塊、そしてその量感、存在感。
正確な形ドリ。立方体、直方体などのモチーフで
ひたすら、それを描き、訓練していきます。

 

いかに基礎が大事か。です。

 

頭を使い、体で覚え、身にしみ込ませていきます。
と同時ににマインドも変わっていきます。

 

他の記事でも書いてますが、石膏デッサンは、直方体が
完璧に描ければ、すべてその延長で考えられるし、描くことができます。

 

重ねていいますが、いかに基礎が大事か。です。

 
ではでは、今日はこの辺で。
 
⇂⇂⇂プロ直伝!DVDでデッサン、色塗りを学ぶ!!


Sponsored Links