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こんにちは。サイちゃんです。

 

デッサンって、鉛筆のトーンを重ねて、

 

重ねて、

 

重ねて、

 

できていくんです。

 

トーンとは「黒の階調」のことです。
(木炭デッサンは、またちょっと違いますが、
ここでは鉛筆のことにしぼりますね)

 

まあ、だいたいB、2B~4Bあたりの鉛筆を使っていたかな~。
キャリアを重ねていくと技法としてはシャープペンの鋭利な
芯タッチを味付けで使う人もいたようです。

挿入画像0725

鉛筆の濃さも使い分けていましたね~~。
ぞれぞれの場面で。

 

当然、鉛筆削りなんか使いませんよ(笑
カッターで削ります。
と聞くと、えっ、今の時代に。みたいに感じるかも。ですが。

 

例えば、デッサン試験でチマチマ鉛筆削りで削ってなんかいたら、
逆に時間かかるし、電動削り機なんて考えられない(爆)
持ち歩くの、重いし。。。。

 

まあ、慣れるとやたら早く、そしてキレイに削れるようになります。
これはデッサン歴が多くなるほど、そうなります。

 

ときには、描く部分、モノによって削り方を鋭利にしたり、
丸みをオビさしたりなんかもしますよ。

 

そして、そこで登場するのが鉛筆のトーンなんですね。

 

上でも書きましたが「トーン」です。

 

一般的な「黒色」を想像してみてください。
絵の具でべたっとぬったような黒と、2Bの鉛筆で、一本一本線を重ねて
結果できた同じ黒(クロスハッチング)。一見、濃さは同じなんですが。。。。

 

これが、デッサン上では全然意味が変わってくるんですよ。

 

というのも、例えば丸い物を描くとしますよね。
その丸みに沿って線をいれていく。それによってできてきた
トーン。黒色は、「形」を作り上げていくんです。

 

一方で、濃度は同じ黒でさらっと塗った場合は、
一見遠目で見ると同じような形に見えるんですが……….

 

デッサンから迫ってくる迫力が違うんですよ。
モノを描いている絵自体に「気」が入っているといいますか……..

 

これは、一時期、ボクが迷ってた時期がありまして、
鉛筆で描いた跡を「こする」技法
これをやたら使っていた時代があったんですね。
さらさらっと描いて、布または指でこすってしまう。

 

技法としては、効果的に使うには活きるやり方のひとつなんです。
何かをきっかけに知ってしまったんですね(笑

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一見、きれいなグレー階調ができるんで、
なんだか描けちゃった気分になってたんです。

 

でも、先生は「どう思う?これ?」的に、あまり助言もしてくれない。
自分はいいんじゃないかな。と本気で思ってたんで、
「ン~~。良いと思うんですけど。。。」みたいな(苦笑

 

今思うと、けっこう迷走していました。3ヶ月くらい。
うろうろ同じステージをさまよっていたんじゃないかな…….

 

でも、やっぱり

 

「違うよ。」

 

とは言ってくれないんですね。先生は。
考えさせて、自分で「やっぱり違うんだな。」って納得、確信するまで、
待ってくれてたと思います。

 

これですね~~~。早く上達・合格させたい教室は、
サササッと、技法を教えて、

 

「こういう風に描かないとダメだよ。」

 

って言ってくれるかもしれないです。それのが早いですから!
そして、そのままサクっと合格するかもしれんです。

 

それもアリなんだと思いますよ。
合理的だし、浪人しなくても済むかもしれないし。

挿入画像0725-2

ただ、先生は常々、
「ウチは受験のための教室じゃないんだよ。
もっと先を見てるんだよね。」

とおっしゃってました。

 

ボクは、正直早く美大に行きたかったですから、

 

「何言ってるんだろう。早く美大に受かりたいよ。」
「描き方、教えて下さいよ!」

 

って思いも当時はあったんですね。

 

ただ、

 

ただ、

 

ただ、

 

教室を卒業した人で、いま同業界隈にいる人、ほとんどが
そこで学んだことが、応用できて、そのまま今でも仕事、
ひいては人生に活きてるって言いますね。

 

要するに、

「モノヅクリの基礎」

 

「自分で考え、自分で判断し、自分で行動する」

 

という自我(我ではありません。自立心のことです)の強さ。
これを辛抱強く、先生も待ってくれて育ててくれた。

 

そんな風に思ってます。だから、
デッサンの指導よりもっと大きい枠でとらえた、
人間の指導、再教育をしてくれてた
んだなって、実感してます。

 
追伸:デッサン、イラスト描きに効く!本のレビュー頁を作成しました。ココ。今後もどんどん加えていきますネ。
 
追々伸:ブログをはじめて開設したい方、また新たなサービス、ツールに興味のある方はコチラへ!
 

 

 

ではでは、今日はこの辺で。

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